環境用語 |
よみ |
解説 |
多様性指数 |
たようせいしすう |
清冽な水域では多種多様な生物が生活しており、特定の種のみが異常に多くなることはなく、多様性は高くなります。Shannon式により多様性指数を算出します。多様性指数=-Σ((ni/N)log(ni/N))。Logの底については自然対数や常用対数、2など様々用いられていますが、当センターの調査では2を使用しているため、比較する際には変換しなおす必要があります。 |
濁度 |
だくど |
濁度は水の濁り(光の散乱、吸収)を表す光学特性で、カオリンまたはポリスチレン粒子と呼ばれる標準物質と比較し何度(mg/l)に相当するか分光光度計などにより測定します。 |
ダム |
だむ |
和歌山県には大きなものとして山田ダム、一の枝ダム、二川ダム、広川ダム、椿山ダム、殿山ダム、七川ダム、小匠ダム、小森ダム、七色ダム、などがあり、発電用や、防災用などにそれぞれ利用されています。ダムにせきとめられた水でできたダム湖は、富栄養化やアオコなどの問題だけでなく、ブラックバスやブルーギルなど外来種の問題もあり、生物保全の観点から注意が必要です。 |
底質 |
ていしつ |
川や湖沼などの底を構成する成分である。底質には微生物やミミズなど様々な生物が生息し、蓄積した有機物の分解に一役を担っているが、事業所排水や家庭排水などからでた有害物質が高濃度に蓄積されている場合もある。(当センターでは、紀の川河口の底質や新宮市「浮島の森」の底質などを分析している。) |
DO |
でぃーおー |
DOは溶存酸素のことで水中に溶け込んでいる酸素の量を表します。ウインクラー法や隔膜電極などで定量します。 |
Dフレームネット |
でぃーフレームネット |
河川の底生動物を採集するための網で、その枠がDの形をしていることからこう呼ばれる。大きさ数ミリメートルの生物を捕まえるため、網目の大きさは1mm程度のものを用いています。 |
デジタルカメラ |
でじたるかめら |
底生動物は非常に小さく、また動き回るために、ピンボケやフレーム内から動き出してしまうことが多く、うまく撮れている写真よりも失敗している写真のほうが多いものです。そんなときに、フィルムの代わりにCCDなどからデジタル化して写真を記録するデジタルカメラは、フィルム代、現像代を気にせず、何百枚も撮影が可能であることから生物の写真撮影に対して非常に有効である。 |
電気伝導率 |
でんきでんどうりつ |
電気の通りやすさで、電気抵抗値とは逆数の関係にある。河川などの野外調査では、持ち運びができるポータブル式電気伝導率計を用いて測定している。 |
透視度 |
とうしど |
透視度は、視覚的に水のにごり具合を見るための度合いです。透視度計と呼ばれる長い筒の底に沈めた円盤の模様がはっきり見えるための水深を測定します。透き通っていれば深くても見えますし、にごっていれば水深が小さくないと見えないことになります。 |